サムスン、米テキサス州テイラーに新たな半導体工場 170億ドル

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[ソウル/オースティン 24日 ロイター] - 韓国のサムスン電子は24日、170億ドル規模の新たな米半導体工場の建設地として、テキサス州テイラーを選んだと発表した。

同社はアリゾナ州やニューヨーク州での立地も検討していたが、唯一の米半導体工場を持つテキサス州を選択したと表明。インフラの安定性、地元政府の支援、同州オースティンにある既存工場との近さなどを考慮したという。

サムスンの発表文によると、来年上半期に着工し、24年下半期の稼働を目指す。2000人の技能職が新たに採用される見通し。テキサス州のアボット知事は文書で、建設業の雇用が6500人以上創出される見通しだと明らかにした。

アボット知事は、サムスンの半導体部門を束ねる金奇南(キム・ギナム)副会長の同席で記者会見を開き、同社がテキサスを選んだことは、低税率や適度な規制、堅固なインフラに基づく同州の良好な経済環境の表れだと強調した。

サムスン、米テキサス州テイラーに新たな半導体工場 170億ドル

同州では昨冬に数日にわたり広範な地域で停電が起き、サムスンのオースティンにある工場が2億5000万─3億4000万ドル規模の損害を被った。

アボット氏はサムスン工場への電力供給について問われ、「送電網が安定的で耐性があり、信頼性が高いという強い自信がある」と応じた。

関係筋はこれまで、テイラーを含むウィリアムソン郡がサムスン工場の誘致に向け他の候補地よりも充実した支援措置を提案したと明らかにしている。

アボット州知事の事務所は23日、サムスンは追加的に、州の「エンタープライズ基金」から雇用創出に関して2700万ドルの補助金を受け取ると明らかにした。その他の支援措置について詳細は明らかにしていない。

金副会長は文書で、米国内での最先端半導体の生産拡大に取り組むサムスンなどの企業を後押しする環境を整備しているとして、バイデン米政権に謝意を表明した。

サムスンは新工場で携帯端末や自動運転車での使用が見込まれる高性能ロジック半導体を製造する計画だが、それ以外に取り扱う製品は明らかにしていない。

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