「.NET」開発者コミュニティ調査--学びたい言語や利用中のツールは?

Microsoftが支援している団体「.NET Foundation」は、.NET開発者コミュニティを対象とした初めての調査を実施した。この調査で、.NETとC#でモバイルアプリを開発するためのフレームワークである「Blazor」が人気を集めつつあることが明らかになった。

.NET Foundationは、Microsoftがクロスプラットフォーム開発フレームワークを提供する企業であるXamarinとの共同で2014年4月に設立した団体だ(Microsoftはその後、2016年にXamarinを買収している)。

.NET Foundationが4509人の回答者を対象に2020年11月1日~2021年3月31日にかけて実施したこの調査では、もっとも人気があるプログラミング言語や、もっとも広く使われているクラウドプロバイダー、もっとも開発者に支持されているJavaScriptフレームワークなどが明らかになった。

「.NET」開発者コミュニティ調査--学びたい言語や利用中のツールは?

Microsoftは、5月末に開発者向けカンファレンス「Build」の開催を予定している。

注目すべき点は、Microsoftの「Blazor」プロジェクトが.NET開発者の間で人気を集めていることだろう。Microsoftが2020年に発表した「Mobile Blazor Bindings」は、開発者がJavaScriptの代わりにC#でもウェブユーザーインターフェースを利用できるようになる技術だ。

.NETの開発者が利用しているSPAフレームワークについて尋ねた質問で、Blazorは2位だった。.NET Foundationは、「この技術を使えば、ウェブのUIの構築で.NETを使って、JavaScriptではなくC#を利用できるようになることを考えれば、Blazorが普及し始めているのも不思議ではない」としている。

1位はGoogleが中心となって開発しているフレームワークで、Microsoftのプログラミング言語である「TypeScript」をベースとする「Angular」だった。

もっともよく使われていた開発ツールはMicrosoftの統合開発環境である「Visual Studio」で、回答者の90%近くがVisual Studioを利用していた。2位はMicrosoftのクロスプラットフォームコードエディターである「Visual Studio Code」(利用者は回答者の78%)で、3位のGitHubは.NET開発者の50%強に利用されていた。よく使われていたほかのツールには、「JetBrains Rider」、macOS用のVisual Studioなどがあった。

関連記事