ヘネシー・ヴェノムF5 最大出力でのテスト走行公開 500km/hの壁を破れるか

6.6L V8ツインターボの本領発揮

ヘネシー・ヴェノムF5

ヘネシー・ヴェノムF5 最大出力でのテスト走行公開 500km/hの壁を破れるか

米国のヘネシー社は、開発中のハイパーカー「ヴェノムF5」が直近の高速走行テストにおいてフルスロットルで走行する様子を動画で公開した。【写真】ヘネシー・ヴェノムF5【ライバルのブガッティ・シロンと写真で比較】 (63枚)ヴェノムF5は、最終的に最高速度500km/hの市販車記録を破ることを目指している。今回は高速走行時の安定性テストのために、最大出力1842psをフルに解放する「F5」モードで走行。これまで6.6L V8ツインターボの最高出力は900psに抑えられていた。創業者兼CEOのジョン・ヘネシーによると、ヴェノムF5の生産予定台数24台のうち、ほぼすべてが販売されたという。ヴェノムF5は、ヘネシー初のフル自社開発のハイパーカーだ。2018年に初めて公開されたカーボンボディのF5は、ロータス由来のシャシーではなく、自社製プラットフォームを使用することで、2011年のヴェノムGTと差別化されている。ヘネシーは、その巨大なエンジンパワーと1360kgの乾燥重量により、公道走行可能なクルマとして世界最速となる可能性があるとしている。同社の予想では、0-100km/h加速が2.6秒、0-200km/h加速が4.7秒、0-300km/h加速が8.4秒とされている。

軽量かつ低重心のアメリカン・ハイパーカー

ヘネシー・ヴェノムF5

車名の「F5」は、ハリケーンの強さを示す藤田スケールの最高ランクにちなんで名付けられた。英国のKSコンポジット社製のカーボン製モノコックを採用しており、これ単体での重量はわずか86kgに抑えられている。チューブ状のアルミニウム製サブフレームには、テキサス州のヘネシーで製造された6.6L OHVのV8エンジン「フューリー」が搭載されている。鋳鉄エンジンブロック、アルミニウム製ヘッド、鍛造コンロッドとピストン、ビレットスチール製のクランクとカムシャフトを備えている。これに、3Dプリントで作られたコンプレッサー・ハウジングを備えたボールベアリング・ターボチャージャーを2基搭載し、最大1.58barのブーストをかけることができる。ヘネシーは、8000rpmで発揮されるピークパワーに加えて、164.6kg-mのピークトルクを発揮し、2000rpmから8000rpmまでの間に少なくとも138kg-mのトルクを得ることができるとしている。ジョン・ヘネシーによると、プッシュロッド・エンジンを採用した理由は、小型で低重心であることに加えて、ヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング社のパワー技術によるものだという。同社は、C8シボレー・コルベットのアップグレード用に、1200psのツインターボを提供している。ヴェノムF5のパワーは、CIMA製の7速シングルクラッチ・オートマチック・トランスミッションとリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを介して後輪に伝達される。

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